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五輪塔のお話し
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京都の神社で最古の木造五輪塔↑が見つかった記事を読んで、
以前「五輪塔がどういう意味を持つ塔」か教えていただいた事を思い出しました。
「五輪塔の持つ意味は何なのでしょう?」と、
真言宗のお寺さんにお尋ねしたとき、

「懇ろに死者を供養するために、庶民は法事の時に
 小石を重ねて五輪塔としたり、
 紙に五輪塔の形に書いたり、切ったりしとったようですが、
 大名家などは、法要のたびに石の五輪塔を造ったとも聞いてますよ。
 だけど、それはいろんな意味で大変なので
 五輪塔を模した木板の塔婆が出来たんでしょうなぁ~」の、お応え。

それで、
『五輪塔は、亡くなった人への追善供養のためのものなんやぁ!
 真宗の家から真言宗の家に嫁に来て、法要の度に塔婆を用意するのは、
 「なんでかなぁ~?」と、思っていたけど、そういう意味なら分かるわなぁ~。』と、納得。

話し変わって、
石屋を手伝い始めて学んだ事なのですが、
↑五輪塔の上から下に書かれた五つの文字は天台宗・真言宗などを表す凡字です。

また五輪塔は、没後50年以上たったご先祖様がいるお家が建てる石塔と考えられています。
それから、五輪塔は供養のため塔婆を必要とする宗旨の方が建てる墓石です。

だた、宗教が混沌としている今の時代、塔婆を必要としない宗教の方で
「五輪塔を」と言う方もいますので、まず宗旨が違うということと、
檀那寺さんに相談してくださいと、伝えます。

それから、違う宗旨の凡字を彫ることは出来ませんので、
凡字を彫っているところに、何も彫らなかったり、
真宗の場合は、『南無阿弥陀佛』と彫ったりします。

石塔やお墓は、人が作った物だから、物の領域を出ないのかもしれないけど、
そこには、人の想いとか、心持ちが込められています。

みなさんが、何気なく見ている石塔やお墓にも、ちゃんと意味があり、
奥深い守りごとがあるのです。


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しわく

Author:しわく
創業明治34年
今4代目が
「うまず・たゆまず・あせらず」を、
モットーに、元気にお仕事しています。

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